2024年米ドル・円為替相場の見通し

今年は新NISAを利用して、米国株式ETF・投信や米国債券ETF・投信などに投資をしようと考えている人もかなりおられるのではないでしょうか?
日本から投資する際に米ドル建て金融資産の投資収益に大きな影響を与えるのが為替相場です。基本的には円安になると収益は拡大し、円高になると収益は縮小します。
それでは、今年の米ドル・円の為替相場はどうなるでしょうか?
為替相場は、様々な要因で動くため予測すのが非常に難しい相場の一つと言われています。ここでは、日米の金利差と日本の貿易・サービス収支の動向に焦点を当てて考えてみたいと思います。
先ず、日米の金利差についてですが、米国の中央銀行であるFRBは、早ければ今年の3月から政策金利(現在5.25%)を引き下げることが予想されており、年間の利下げ幅は0.75%から1.25%となるでしょう。一方、日銀は今年の前半に長短金利操作(YCC)を撤廃し、現在マイナス0.1%の政策金利をゼロ%以上に上げると予想されています。
よって、今年は日米金利差が縮小し、為替相場は円高・米ドル安の方向に動くものと思われます。では、どの程度まで円高になるでしょうか?コロナ前の1ドル=110円台の円高にまで戻るでしょうか?(執筆時点1ドル=142円台)
次に着目するのは、貿易・サービス収支の動向です。コロナ前までは、月ごとに黒字と赤字が混在する状況でしたが、2022年以降はほぼ赤字の状況が続いており(赤字は円安要因)、130円前後の水準で需給に壁があると言われています。
したがって、今年の米ドル・円の為替相場は1ドル=140円を切って130円台で推移し、130円を目指す展開になるのではないかと予想しています。


