米ドル建て資産投資のススメ(その1)

4月28日、米ドル・円相場は、一時1ドル=131円台と20年ぶりの円安・米ドル高水準となりました。この背景には、米国のFRBが金融の引き締めを加速させる中で、日銀が金融緩和の姿勢を堅持しているためです。
また、米ドルは主要通貨に対しても上昇しており、米ドルの実効為替レートも約20年ぶりの高水準になっています。これは、コロナ禍による供給制約やロシアの ウクライナ侵攻に伴う資源価格の高騰の景気への影響が、米国は他国よりも大きくはないと予想されているからでしょう。
2021年12月末時点で、我が国の家計の金融資産は2,023兆円となりました。しかしながら、そのうちの1,084兆円(約54%)は、金利がほとんどつかない円建て現預金に滞留しています。
デフレ経済下であれば未だしも、今後円安による輸入物価の上昇によるインフレが起これば、現預金の価値は目減りしていきます。4月28日に日銀が公表した経済・物価情勢の展望では、消費者物価指数を2021年度 0.1% 2022年度 1.9% 2023年度 1.1% 2024年度 1.1%と予想しています。
したがって、今後のインフレ対策として通貨高も期待できる米ドル資産への投資をおススメします。ただ、インフレが起こっても、米国の景気が良くなるかどうか、現時点ではわかわないのが悩ましいところです。
次回は、具体的な米ドル資産の投資方法をご紹介したいと思います。


